保護猫の知りたいこと

野良猫を保護して飼う場合

ハルとモチ

野良猫を見つけ無事に保護し、これから保護猫として一緒に生活することになるといった時、まずは何をすべきなの?すべきことの優先順位は?等々、様々な疑問や悩みが生まれてきます 初めての経験ですので当たり前の疑問や悩みです

そこで今回は順序を追って保護猫を飼う場合のすべきことを紹介します 
どれも保護猫にも飼い主さんにとっても大切なことなので参考にしていただいて猫ちゃんとの楽しい日々を送りましょう    飼えない場合はこちら

無事に保護出来たらまずは動物病院へ

無事保護出来たらまずは動物病院へ

弱っているような猫はもちろん、元気そうな猫でも連れていく必要があります
ノミやダニが付いているかの確認と、感染症にかかっていないかをチェックするためです
私たち人間も猫から感染するリスクがあるのでご自宅に高齢者や幼児がいる場合などは特に猫をご自宅に入れる前に動物病院に連れていくことをお勧めします
受診にかかる費用は自己負担になりますが事前にどの程度用意すればいいかを聞いておくとスムーズです 余程衰弱していたり、緊急の手術を要する以外は初診料を含め数千円という病院がほとんどです 

動物病院はその名の通り動物の専門家、スペシャリストなので受診したら保護した経緯、保護したときの様子などをしっかり伝えましょう そして今後どのようにしたらいいか獣医師にしっかり聞きましょう メモを取ると家に帰った時に何をすればいいかスムーズに行動に移せますよ

そしてこれは結構重要な事ですが、ご自宅に近い動物病院に連れていくことがお勧めです
猫を保護して早く獣医師に見てもらいたい気持ちもありますが、これから猫を飼う上でかかりつけの動物病院はなくてはならない強い味方になります ぐったりしていて動かない・・とにかく早く診察して欲しい・・等でなければなるべく日常的にすぐ連れていける自宅近くにある動物病院に連れていくことが理想です

無事に猫ちゃんを自宅に迎え入れることが出来たら次に考えるべきは食事です
もともと野良猫で満足のいく食事をしていない筈ですからミャ~ミャ~と鳴いていることでしょう なんでもいいから空腹を満たしてあげたい・・と思う気持ちも分かりますが、猫ちゃんの月齢によって与える食事も変わってきます さて、どんな食事が必要なのでしょうか

体重が400g以上の場合

体重が400g以上あれば生後1か月前後と判断できるので猫ちゃんにとって離乳期に入っていきます おおよその乳歯が生えそろうのもこの時期です で、何を与えるべきなのかというと・・

市販のキャットフードで問題ありません
まずはスーパー、コンビニなどのペットコーナーを目指します
初めて猫ちゃんを迎える人にとっては今まで素通りしていたコーナーですがとにかくたくさんのキャットフードが販売されています
聞いたことのある物や一番見やすい位置に陳列されている物を選べば問題ないでしょう

ある程度猫ちゃんが生活に慣れてきたら猫ちゃんの好み、飼い主さんのお財布事情で変えていっても問題ありません

体重が400g未満の場合

体重が400g未満の猫ちゃんのほとんどが生後4週齢未満の子猫だと思われるのでまだミルクが必要になります これは体重が400g未満の子猫は喉が完全に開いていない可能性があるためなのです 市販のキャットフードなどの固形のものは避けましょう

子猫用のミルクを用意できるのが一番いい方法ですがスーパーやコンビニに置いていない場合があります 応急の場合として牛乳やスキムミルクを薄めたものを与えることもできますが猫用のミルクでない場合、下痢の心配もあるので注意が必要です 下痢になると脱水症状につながる恐れがあるので受診した動物病院にアドバイスを貰うことが賢明です
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これから必要になるものを揃える

これから必要になるものを揃える

さあこれから保護した猫ちゃんとの楽しい毎日が始まります
新しい生活にワクワクする気持ちと不安を覚える飼い主さんもいることでしょう
保護した猫ちゃんとの生活がスタートするうえで必要なものが幾つかあります
優先順位を決めて徐々に揃えていきましょう

寝床

猫には暖かい寝床が必要です 特に子猫の場合自身で体温調節ができないため毛布やバスタオルを使って暖かくしてあげましょう
また猫は暗くて狭い場所が大好きで安心するのでケージの上からタオルをかぶせてあげるのもいいでしょう

ケージが用意できなければ段ボール箱でも全然かまいません まずは猫ちゃんに新たな環境に慣れてもらうことが大切です 自分の匂いのついた寝床が一番安心してくつろげる場所になるのです 

トイレ

飼い猫として生活していく上で欠かせないのがトイレです
今まで野良猫として好きな場所で排泄してきた猫ちゃんもこれからは飼い主さんのしつけのもと決まった場所で排泄していくことになります

最初のうちは粗相をすることが多いでしょう 慣れてからもたまに、え?こんなところで?ということもあるかもしれません しかし根気よくしつけていくことで徐々にお互いに安心して暮らしていけるようになっていきます 猫砂、トイレ用シートはたくさんの種類が売られていますので猫ちゃんに合った快適な場所を用意してあげましょう

おもちゃ

家に来て間もない時期は環境の変化で戸惑いと不安でいっぱいかと思います
ケージから一向に出ないことや威嚇されることもしばしばです
それでも猫ちゃんの興味を引くおもちゃで不安を紛らわせてあげることはとても大切なことです {ここは安全な場所なんだ、楽しい場所なんだ}ということを分かってもらうために何個かのおもちゃを用意して一緒にコミュニケーションをとりましょう

猫ちゃん用のおもちゃはとにかくたくさん売られています
猫ちゃんによって興味はそれぞれ違うので、いろいろなおもちゃを試して一緒に遊ぶ醍醐味を感じてください

すでに飼い猫(先住猫)がいる場合

保護した野良猫は先住猫と一定期間隔離しましょう
理由は感染症(ノミ、ダニ、ウイルス)を先住猫に移してしまうことを防ぐためです
その為にはやはり自宅に連れて帰る前に動物病院で診察してもらう必要があります

動物病院で診察、検査をしてもらい、感染症の心配がなくなるまでの一定期間は先住猫との接触を避けるために別の部屋で隔離するか同じ部屋でもケージに入れてなるべく距離を置いてお世話しましょう

また猫は元々縄張り意識の強い動物でもあります
お互いにストレスを感じさせないようにするうえでも最初のうちは我慢して隔離させてあげましょう

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まとめ

今回は野良猫を保護して飼う場合に必要なことと準備することについて紹介しました
初めて猫を迎え入れる方は、まずは動物病院へ連れていき必要な検査と治療を受けつつ専門家からのその猫ちゃんに合った飼育のポイントなどのアドバイスをもらうことをお勧めします その際にメモをすることも付け加えてお勧めします

そして食事や排せつ、生活環境を徐々に整えていく事で猫ちゃんの健康状態が良好になることに繋がっていくので責任をもって面倒を見てあげましょう

先住猫がいる場合、猫には本来縄張り意識があるということを頭においてお互いがストレスを感じない空間を作り上げてあげる意識も必要になってくると思います
飼い主さんも、先住猫も、新しい家族になった猫ちゃんもみ~んなが幸せで楽しく過ごせる過ごせるように今回紹介したことをご参考にしてください
                        飼えない場合はこちら

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はるもち
はるもち
50代愛猫家
猫をこよなく愛する50代会社員、現在2匹の保護猫と共に人生謳歌中。猫とそれに関わる人達のお役に立ちたい為、情報を発信
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